ウォーターサーバーの放射能検査基準比較

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ウォーターサーバーの放射性物質検査基準値を比較しました

放射性物質検査イメージ画像

2011年の原発事故以後、水の安全性を求めてウォーターサーバーを導入する家庭が増えました。特に小さい子供がいるご家庭や、妊娠中のプレママを中心に一気に市民権を得たような気がします。このサイトもちょうどその時期。赤ちゃんが飲む水の安全性に関する情報を届けたくて開設しました。

ウォーターサーバーの水は放射能の影響はないの?

原発事故後の新基準値

原発事故後、厚生労働省は食品に含まれる放射性物質の基準値を下図のように変更しました。

食品中の放射性物質含有基準値
画像:厚生労働省医薬食品局食品安全部資料

飲用水は10(ベクレル/kg)

水道水はこの基準値が管理目標値に設定されています。各水道局では定期的に放射性物質の検査を実施しており、それぞれ公式サイトで検査結果を公表しています。詳しくは管轄の水道局公式サイトをチェックしましょう。今現在(2018年)は検出限界値1ベクレル/kg以下のところがほとんどです。

ウォーターサーバーも各メーカーが各々定期的に放射性物質の検査を行い、公式サイトで検査結果を公表しています。ほとんどが不検出(ND)なのでどのウォーターサーバーメーカーの水も安心して利用できますが、検査における検出限界値は各検査機関によって異なります。ほとんどの人は気にしないと思いますが、たまに検出限界値までチェックして厳密な数値を知りたいという人がいるのでその辺を詳しくご説明しますね。

検出限界値は検査機関によって異なる

放射性物質の検査は第三者機関に依頼する場合が多いのですが、各検査機関によって検出限界値が異なるため、不検出(ND)という検査結果であっても厳密には数値はそれぞれ異なります。検出限界値が1ベクレル/kgであれば0.8ベクレル/kgの数値が出ても不検出ですけど、検出限界値が0.5ベクレル/kgで0.8ベクレル/kgの数値が出たら検出という結果になります。

いずれにせよ国の基準をはるかに下回るわけですから、個人的にはそこまで厳密にチェックする必要はないと思いますけど、安全や安心の基準は人それぞれ。シビアに求めることは悪いことじゃありません。ウォーターサーバーはどのメーカーも1ベクレル/kg以下なので差があったとしても微々たるものですが、食品によってはこの検出限界値トリックでメーカーによって10ベクレル/kgとか30ベクレル/kgといった大きな差が出ることもあるようですから。

というわけで、検出限界値の差も知った上でウォーターサーバーを選びたいという人のために各ウォーターサーバーメーカーの放射能検査基準値をご紹介します。

ウォーターサーバー放射能検査検出限界値

メーカー検査項目検出限界値測定
結果
アクアクララ 放射性セシウム(134)
放射性セシウム(137)
0.43(ベクレル/kg)
0.40(ベクレル/kg)
不検出
アルピナウォーター 放射性ヨウ素
放射性セシウム(134)
放射性セシウム(137)
0.5(ベクレル/kg) 不検出
ハワイウォーター 放射性ヨウ素
放射性セシウム(134)
放射性セシウム(137)
0.5(ベクレル/kg) 不検出
コスモウォーター(静岡採水) 放射性ヨウ素
放射性セシウム(134)
放射性セシウム(137)
0.7(ベクレル/kg)
0.5(ベクレル/kg)
0.6(ベクレル/kg)
不検出
キララ 放射性ヨウ素
放射性セシウム(134)
放射性セシウム(137)
0.7(ベクレル/kg)
0.6(ベクレル/kg)
0.6(ベクレル/kg)
不検出
うるのん(朝霧) 放射性セシウム(134)
放射性セシウム(137)
0.8(ベクレル/kg)
0.7(ベクレル/kg)
不検出
フレシャス(フレシャス富士) 放射性ヨウ素
放射性セシウム(134)
放射性セシウム(137)
0.9(ベクレル/kg)
0.8(ベクレル/kg)
0.9(ベクレル/kg)
不検出
クリクラ 放射性ヨウ素
放射性セシウム(134)
放射性セシウム(137)
0.7(ベクレル/kg)
1.0(ベクレル/kg)
0.8(ベクレル/kg)
不検出
プレミアムウォーター(富士吉田) 放射性ヨウ素
放射性セシウム(134)
放射性セシウム(137)
放射性セシウム(136)
1.0(ベクレル/kg) 不検出
サントリーウォーターサーバー 放射性セシウム(134)
放射性セシウム(137)
1.0(ベクレル/kg) 不検出

※2018年1月時点で公表されている最新の検査結果をもとに作成しています。詳しい検査結果は各公式サイトで確認してください。


放射性ヨウ素があったり、放射性セシウム136があったりと、検査項目が異なるのはなぜ?

厚生労働省が定めた検出基準10ベクレル/kgは、セシウム134と137の合計値を基準に設定されています。これは半減期一年以上のすべての核種を考慮した上で、比率が最も高く、測定が容易なセシウムを指標としているからです。なので、基本的な検査としては放射性セシウム134と137だけ行えばOKなんですね。

放射性ヨウ素は半減期8日、放射性セシウム136の半減期は約13日と短いことから、基本的には基準値が設定されていません。


で、どのウォーターサーバーが一番安心なの?
放射能検査という括りでいうと全部安心だと思います。

検出限界値に多少の差はあれど、どのメーカーも1ベクレル/kg以下の高品質な水を提供しています。
放射能検査内容で選ぶよりも、その他の使い勝手やサーバーデザイン、料金、水の味、種類などでご家庭にマッチしたウォーターサーバーを選ぶ方がより豊かなウォーターサーバーライフを送ることができると思います。

失敗しないウォーターサーバーの選び方

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